あすけん

101匹わんちゃんのあすけんのネタバレレビュー・内容・結末

101匹わんちゃん(1961年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

今年初映画。以前から気になっていた映画で、なかなか見る時間がなかったが年始の帰省で暇だったので見た。

ワンちゃんたちが可愛い。映画の最初に、大人びたナレーションが入るのだが、それがまさかのロジャーさんの飼い犬、ボンゴによるものでそっちかーい!となった。
ロジャーさんは同じく犬を飼っているアニータさんと結婚して、円満に暮らすのだがクルエラというアニータさんの元同級生?に犬の子供の売買を半ば強制的に持ちかけられる。
最終的にクルエラの手先たちに15匹のわんちゃんキッズは連れ去られてしまい、そこからはキッズたちの脱出劇。そこには他から買われたダルメシアンたちも。

町中の様々なわんちゃんたちが仲間であるボンゴのために遠吠えを使って、子犬たちが連れ去られたというSOSを伝えるシーンは胸熱。
SOSによって仲間になったネコちゃんがとても優秀で、誘拐犯の根城にいる子わんちゃんたちをこっそり壁の穴から脱出させようとするのだが、誘拐犯たちに見つからないかとてもハラハラした。

わんちゃんたちの可愛さとは反対に、ヴィランのクルエラの目的がダルメシアンのわんちゃんたちを殺して皮を剥ぐことという残虐さを持っていて、クルエラが手先と共にワンちゃんたちを執拗に追いかけるシーンは胸が痛くなったし、目的が目的なだけに、彼女に対して他の映画のヴィランよりもリアルな嫌悪感を感じた。

101匹に増えて帰ってきたわんちゃんたちをロジャーは快く受け入れて、田舎に広い家を建てて引っ越そうと言ってハッピーエンドで物語は終わる。
クルエラが最後手下の車とぶつかって事故ったものの明確に警察などに罰せられた描写がないので、また追ってくるのではないかと不安も。