アンデルセン童話の中でも有名な作品の一つである『おやゆび姫』のアニメバージョンがあるって初めて知りました。
監督は『アナスタシア』と同じくディズニー出身のアニメーターが作ったワーナーのアニメだそう。
ストーリーは童話で読んだお話と変わらないのですが、妖精の羽根のうごきやリアルな人間の動き。
CGを使用した背景など、かなり丁寧に作られているのが分かる作品で、小さなサンベリーナの冒険に引き込まれる。
なかでもミュージカル部分がが素晴らしく、耳障りが良い軽やかな声で調べたら、サンベリーナとアリエルは同じジョディー・ベンソンだったみたい。
アリエルの歌声が好きだった人はきっとサンベリーナの歌声も気にいるはず。
しかも音楽を担当したのがあの音楽家のバニー・マニロウなのだから素敵なのは納得。
ディズニーを基本で考えると、絵のタッチが94年のアニメにしてはちょっとクラシカルな感じがするけど個人的にこのタッチが好き。
世間知らずで何もできないサンベリーナが、多くの動物たちと仲良くなってどんどんと逞しくなって適応能力を高めていく姿はカタルシスを感じ、ワクワクしっぱなし。
“可愛い子には旅させよ"ってほんとなんですね。