いのまたむつみのビジュアルが美しいが、それに騙されて見るとガッカリするとは思う。
平安時代風のファンタジーアニメ。
役小角の弟子の修験者“宇宙皇子”が、圧政に苦しむ民の為に為政者藤原氏と戦う、みたいな内容。
とはいえ、単純にアニメの出来がイマイチなのが辛み。レイアウトもボンヤリしてるし。物語展開がナレーションに頼る所も多く演出も正直悪い。
皇子と仲間の修験者が5人組。熱血・ニヒル・デブ・女・ガキという黄金の組み合わせ。ガッチャマンやコンバトラーVなど、アニメでは伝統的なクィンテッドだと言える。
本来この5人組は各々の役割分担があるのだが、正直今作では皇子以外はみんな足でまとい。残り4人が空気なのはイカン。
妖怪退治で仲間になったキムジナー、皇子と笛の音で絆のあるかぐや姫など、色々あるが、宇宙的な神の力云々と妙に宗教アニメみたいだ。
話もちゃんと纏まらずに終わるし余り見るべきところは無いな。
