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LIMIT OF LOVE 海猿のmatchypotterのレビュー・感想・評価

LIMIT OF LOVE 海猿(2005年製作の映画)
4.0
4部作×4シリーズ、グルグルローテーション。
3周目②。

ついに、やっと、、、、借りれた。
普段と違うTSUTAYAにまで押しかけて執念で借りた。まるで、仙崎の人命救助にかける思いかのように。

ちなみに、『海猿』シリーズ。
権利関係で色々あるのか、今は配信では観れない。この先も観れるようになるのか、それはわからない、、、。

この次に観る4の記憶があまりないのだが、個人的にはこの2がこのシリーズの最高傑作だと思う。
何回観てもアツくなる。

伊藤英明と佐藤隆太のバディ感がもう、、、もう!って感じ。
どっちも天然筋肉バカ系だけど、決して切れることのない友情を超えた一心同体のバディであることが本当に伝わってくる。

一緒に船内に取り残される大塚寧々と吹越満。と、伊藤英明と佐藤隆太、この4人が何とも素敵。
災害に見舞われた危機的で絶望的でパニック状態の中、仙崎に鼓舞され、吉岡に励まされ、必死に空を見ようと諦めない絆みたいなのが生まれる様が胸を打つ。

相変わらず時任三郎のキリッとした判断力。
本当にこんな情に熱い判断して良いのか!とか、意外と岸から近いよな!とかはもはや野暮。そんなことはどうだって良い。

時任三郎らの会議室系も、石黒賢らの現場の同僚達も、とにかく要救助者と仲間の救命潜水士の生還を願い、最善を尽くし、命がけで、諦めずに絶望と向き合う。

何が起きてようと、可能性が薄かろうと、取れる手段で、絶対に命を手繰り寄せる。
その諦めの悪い男達の魂の叫びを感じる。

その中の加藤あい。カンナ。
もう、彼女も彼女で猪突猛進的な純粋さ。可愛い。
仙崎の直球を直球で返せるこの関係性が羨まし過ぎる。
恥ずかしいけど羨ましい。

定番というのか、そうそうこれ!こうなったらやばいよね!、、、やっぱり!って言うのが詰まりまくってる。
だからと言ってはいはいと冷めるわけでもなく、観飽きるわけでもない。

この爆発的な勢いと圧倒的な熱量。忘れた頃にまた欲しくなる感じ。

あの冒頭の海の救助活動のシーンとか、クライマックスの煙突の階段のシーンとか、想像を絶する描写。ホントに演技しながら溺れてるんじゃないかとハラハラする。

この“想像できない”臨場感の作り込みと、それをこっちに本当に生きるか死ぬかの現場として見せつける力、圧巻。

海上保安庁の救命潜水士、憧れるけど、絶対無理。
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