マイナー映画好きのジェーン

デイライトのマイナー映画好きのジェーンのレビュー・感想・評価

デイライト(1996年製作の映画)
4.7
スタローン主演映画でずっと気になっていた1作。DVDを買って鑑賞しました🎵

過去に救急隊員の経験があるタクシー運転手キット・ラトゥーラ(シルベスター・スタローン)がトンネル事故の生存者たちを救っていく物語。

キットは穏やかでおっとりした性格で、スタローンにピッタリでした✨彼は派手なアクションよりも、オロオロしながら必死に道を切り拓いていく役の方が似合いますね。
巨大な換気扇(しかも止まらない)の合間を抜けながらトンネルに潜り込むところはあっぱれ❗️
その後も爆破でガスの侵入を防いだり、冷たい水を潜って避難所を見つけたり、大活躍でした✨

トンネルに閉じ込められた人々も、多種多様。売れない女流戯曲作家、子供連れの夫婦、自惚れのCMタレント、犬を可愛がる老夫婦、乱暴な囚人、若い黒人の巡査、etc…。

それぞれにキャラクターがしっかりしていて面白かったけど、特に印象的なのは作家のマデリーン(エミー・ブレネマン)と巡査ジョージ(スタン・ショー)、自惚れタレントのロイ(ヴィゴ・モーテンセン)。

マデリーンは最初はイヤなヒステリー女の印象しかないけど、火花散る電線を握りしめて人助けをするシーンで印象が一変💕

ジョージはあまりに可哀想🥹最後に恋人のグレースがキットからブレスレットを受け取るところは悲しい…。

ロイはいわゆるバカ男で、早々に退場。そりゃあ、あんなに自惚れて人の言うことを聞かなかったら、ああなるわよ。モーテンセン、『ルビー・カイロ』でもとびきり嫌な男だったけど、確かにこういう役が似合うかも😂

総合的には、スタローンらしさが楽しめるし、ストーリーはしっとりしつつ緊張感もあり、とても良作だと思いました。