このレビューはネタバレを含みます
空港好きとしてはたまらない映画。出てくる人間大体ポンコツだしいい加減なんだけども懐が広くて肝が座っててみんなイケてる。何より主人公が酷い状況に追い込まれてもなんとか生活していく愚直さと底なしの明るさに胸を打たれた。だんだん空港内でネットワークができて秘密基地っぽくなっていく過程もワクワク。
泣けるポイントはいくらでもあるけど、終盤インド人清掃スタッフが主人公を叱る時の台詞と、命をかけて助けた所が特に痺れたなあ…
ただ、ちょっと都合よく作られてる部分も感じてしまって苦い。悪役も主人公の心優しさに若干負けつつあった所がこそばゆい。
人はみな何かを待っているということ。祖国はどんな状況にあろうが怖くない存在だということ。
空港内の雰囲気とNYの当時の景色最高だった。