世間からズレてる人達をこんなにも瑞々しく描けるのってこの監督だけなんじゃないのか、、?
主人公、やってる事はただのストーカーなのに一切キモさを感じなかったのは、行動も思いも眩しいくらいに真っ直ぐだったから
長い間失踪してるヒロインの父親が失踪の経緯を語ってたシーン、映像美も相まって自分の中で忘れてたことが想起されたような感覚があったんだけど、それがなんなのかが結局分からない
重い話も出てくる割には深刻な感じには一切ならずずっとほわほわした雰囲気で、でもたまにハッとするような綺麗な景色も見れてめちゃくちゃよかった
静かに人生を肯定してくれてる感じ
この監督さん10年以上作品出さなかったりと沈黙してる時期も長いけど、そういうところが映画にいい意味での諦観スタイルをもたらせてるのかも
デビュー作もちゃんと観たい