山田将平

華麗なる一族の山田将平のレビュー・感想・評価

華麗なる一族(1974年製作の映画)
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己の欲のためならば、たとえ息子であろうとも。

映画「華麗なる一族」を観た。

関西で名高い銀行を束ねる頭取、万俵大介。

彼の息子鉄平は自分経営する銀行の傘下の製鉄会社の責任者をやっていた。

しかし、大介は鉄平の夢である高炉建設の邪魔をして自分の権力拡大を目論む。

何故、息子の邪魔をするのか?

それは鉄平の出生に秘密があった。

脇を俳優座の小沢栄太郎さん、民藝の滝沢修さん、文学座の中村伸郎さんと新劇界の伝説的俳優が固める。

金と女。自分の地位や権力を大きくするために利用できるものはどんどん利用していく。

それは血が繋がっていよう容赦無い。

人間の本性を垣間見る。
山田将平

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