頭脳少年

ヒーローショーの頭脳少年のネタバレレビュー・内容・結末

ヒーローショー(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

サブスクにない面白い映画でよく名前が上がるので借りてきた。井筒監督といえばパッチギで好きな作品だが、同じくらい良かった。

2006年に起きた東大阪集団暴行殺人事件が話の元になっている。実際の事件は死刑判決や無期懲役が出る悲惨な事件だが、その話を青春物にしている。

主演のジャルジャル二人の演技については、後藤は悪くなかった。福徳が演じた役は演じるのが難しそうではあるが、彼の演技はわざとっぽくてイマイチだった。

中盤の集団暴行シーンの暴力描写は執拗かつリアルで、バイオレンス映画として、ここは一級品だ。

実際の事件は2人がリンチされてその場で殺害されているが、映画では暴力団と繋がりのある一人がリンチの途中で脱走する。その後終盤仲間を引き連れて復讐しに来るのだが、その描き方があっさりしているのが不満だ。バイオレンス映画なのだからそこはもっとしっかり描いてほしかった。
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