マイナー映画好きのジェーン

花嫁のパパのマイナー映画好きのジェーンのレビュー・感想・評価

花嫁のパパ(1991年製作の映画)
3.9
1991年の映画なので、日本から流れていったバカみたいな結婚式へのアイロニーが漂っていました。お互いをよく知りもしないうちにパッと結婚を決め、親にさんざんお金を出させて後はどうなるかわからず…そんな雰囲気が漂う物語です📖

コメディではありますが、笑うための映画ではない気がしました。花婿とその両親はどこか後ろ暗いし、娘の気持ちもどこかいい加減。結婚式のプランだけが先走って、中身が伴わない感じです。

スティーヴ・マーティン演じるお父さんが最後の最後まで吹っ切れない気持ちでいるのもよく分かります! あんな感じではどんな父親でも心配になるでしょう。
個人的にはお父さんの言動がいちいちマトモに感じました💙

ということで、スティーヴ・マーティンがとても良かったです。優しいお母さんを演じたダイアン・キートンも素敵✨

もう1人、変な英語を喋るオカマっぽいブライダルプランナー(マーティン・ショート)にも爆笑!
「まずはおケックをお選びくださいませ。どういうおケックを選ぶかで、お式全体のスタイルが左右されますのよ」。
何をどう選べばいいか、見当つかない…😂