MRT

ニュー・シネマ・パラダイスのMRTのレビュー・感想・評価

5.0
シチリアの小さな街の唯一の娯楽として、みんなが集まる場所。笑ってしまうほどおおらかだった時代、フィルムがすぐに引火してしまう時代。ちびっ子時代のトトの愛らしさ。
映画への愛、アルフレッドとトトの愛、様々な愛に溢れていて、そしてそれを彩るエンニオの美しい音楽。笑いながら胸が幸せでいっぱいになり、そして最後は感動で涙が止まらない。映画の全てが詰まっている、いつまで経っても色褪せることのない、最高の作品。いつまでも私のお気に入り。

ーーーーーー----------ー--

【2020/12/6】
とにかく観たくて、ようやく再鑑賞。
今回もボロボロ泣いた。
でもたしか前回はもうトトが撤去寸前の映画館に行った時点で泣いてたけど、今回はそこではそこまで泣かなかった。
このまま泣かないのかなって思ってたら、最後の最後のシーンで号泣。

2回目で思ったのは、昔のイタリアの田舎ならではのゆったりとした時間の流れや、細かいことを気にしない雰囲気っていうのが素敵だなって思った。
映画館に来て酒飲んだり寝たり自慰したり…
でもみんながみんな「映画」っていう一つの娯楽を求めてやってきていて、彼らを笑顔にすることにアルフレッドがやりがいを感じている関係性もとても素敵だなって思った。

あとは、トト役の3人の俳優さん、どれも本当に適役だった。幼少期は好奇心旺盛で可愛くて、青年期はハンサムだけどどこかあどけなくて、大人の時期は寡黙で醸し出す雰囲気がとても素敵で…
どれもトト像にぴったりハマってた

音楽は言うまでもなく素敵。エンニオ・モリコーネさん、亡くなってしまったのが残念です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【2020/4/5】
ボロボロ泣いた。今までで一番泣いた。
アルフレッドのトトに対する愛が本当に切なくて切なくて、それと素晴らしい音楽が相まって、回想シーンが終わったあたりから涙が止まらなかった。
音楽が本当に素晴らしく、終わり方も本当に素敵な素晴らしい作品。
MRT

MRT