逆再生の入りとフィリップ・サルドの音楽にグッと惹き込まれる。
そしてミシェル・ピコリ、ピコリ、ピコリ…
う~んフランス的で好みの予感がプンプンする。目まぐるしく時間軸が入れ替わるけれど全く難解さもない。むしろ至ってシンプルなストーリーをドラマティックにフランス的に描かれてたイメージ。
てっきりロミー・シュナイダーVSレア・マッセリのドロドロ展開かと思いきや、タイトルのイメージを覆さない美しい作品だった。
描き過ぎないぶん謎も多い気もするけれど、狙い通りの感情を揺さぶるに長尺もサブストーリーも全く必要性を感じなかった。
じんわり意表を突くラストで更に好印象、そして刹那的な感情が後を引く上手に纏められた作品だと思う。
唯一鼻についたのはミシェル・ピコリのネックレスがうるさい事!笑