のす

こころののすのレビュー・感想・評価

こころ(1955年製作の映画)
3.5
原作とはまた違う感想を持った。特に先生の苦しみ、人間臭さにスポットライトが当たっていた気がする。ストーリーの順番は原作とは違う組み合わせになっている。原作にない部分もあったけど、付け足した方が映画的には映えるのだろうか。森雅之は先生にぴったりだと思う。そして三橋達也はやはり癖がある役が似合う。女学生から大人の女性まで、複雑な心境を抱く妻を演じる美しい新珠三千代も素晴らしかった。面白いとかどうこうより、いかにも真面目な文芸映画だった。
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