オーウェン

フィクサーのオーウェンのレビュー・感想・評価

フィクサー(2007年製作の映画)
3.7
フィクサーとは仲介役やもみ消しなど、多様な役割を背負っている仕事。
そのマイケル・クレイトンが窮地に陥り、弁護側から逆に揉み消されようとしている。

冒頭から緊張感たっぷりで、乗っていた車が爆発の憂き目にあう。
そこから回想形式で綴られていく。

追い詰められていく板挟みから、理性を取り戻そうとくるクレイトン。
だが事件を担当のアーサー弁護士は突飛な行動で壊れ、企業側は弁護士のカレンによって口封じを狙う。

物語は複雑に絡み合っており、出てくる人物は相当に多い。
1時間ぐらいしないと全容が見えてこないが、その後は最後まで一気に見せる演出。
そして役者の演技が見応えある。

クルーニーはいつにも増してクールで静か。
そしてトム・ウィルキンソンもいかれた男を演じ、ティルダ・スウィントンは緊張感たっぷりの弁護士。
脇汗まで見せるのだから恐れ入る。
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