ふたば三十郎

パリ、テキサスのふたば三十郎のレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.8
最初、サム・シェパードの脚本とはどんなもんかぐらいでセリフを追いかけていたが、脚本以上にセット、小道具、演出力と、監督の力に圧倒された2時間だった。

ヴェンダース監督が小津信者で黒澤明との対談本くらいでしか知らなかったが、静かだが説得力のある演出に、恥ずかしながら、こんな凄い人だと再発見。
語らずして魅せる映画の最高峰ではないかと。
昔買ったオムニバスのサントラに入っていたライ・クーダーの曲が、今無性に聞きたくてたまらない!
☆☆☆★★★