kazマックスグローバーレッド

ミリィ/少年は空を飛んだのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

ミリィ/少年は空を飛んだ(1985年製作の映画)
3.6
父親を亡くした少女ミリィは母と弟と3人で田舎町へ引っ越してきて、隣の家に住む自閉症の少年エリックに興味を抱く。
いつも向かいの屋根から空を飛ぶ真似をするエリックは幼い頃に飛行機事故で両親を亡くし、その時 家にいた彼は飛行機が墜落した時間に手を広げて飛ぼうとしていたらしい。

1987年日本公開の心温まるファンタジー作品で、主演のルーシー・ディーキンズは当時の映画雑誌ロードショーでまさにアイドル的な紹介をされていて、うちの中学校の映画オタク界隈では「ミリィのコめっちゃかわいいな!」と話題になっていた。テレビの春休み映画特集コーナーでも『ミリィ』が紹介されていて、うちの兄貴が映画館まで見に行ってたわ。


MCUやDC映画のリアルなフライング・ヒューマンを見慣れてるから、エリックがミリィの手を取って空を飛ぶ空想シーンが超アナログ合成でレトロ感もあって逆にめっちゃ良かった。でも低空飛行はクレーンを使った撮影なのでそこそこリアル、吊り下げワイヤーが全然見えなかったな。

頭を打ったミリィが虚言癖を疑われて精神科医から診察を受けるシーンで登場した女医さんは『カッコーの巣の上で』の精神病棟の怖い婦長さん役で有名なルイーズ・フレッチャー。このシーンは昔の彼女の役を知ってるだけにちょっとヒヤヒヤした。

ミリタリーマニアの弟くんを演じるのは『プリンセス・ブライド・ストーリー』で刑事コロンボ/ピーター・フォークからベッドタイムストーリーを読んでもらってた男の子フレッド・サベージ。忠犬マックスと一緒にイジメっ子に立ち向かいます。


本当にどうでもいい話だけど、先日 自動車ディーラー屋の前を通ったら「ボディリペア(車体修理)」の看板をみて思わずボニー・ベデリアが頭をよぎって、その後に見た『ミリィ』のお母さん役がボニー・ベデリアだった。ショートカットも似合うべっぴんさんだな。