カタパルトスープレックス

殺人者たちのカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

殺人者たち(1964年製作の映画)
4.2
これはカッコいい!レーガン元大統領、いい映画出てるじゃん!

ドン・シーゲル監督によるネオ・ノワールです。原作(というより原案)はアーネスト・ヘミングウェイの短編小説『殺し屋』です。

二人の殺し屋が元レーサーのジョニー・ノース(ジョン・カサヴェテス)を殺します。しかし、殺し屋の一人チャーリー・ストロム(リー・マーヴィン)は不思議に思う。なぜ、ジョニー・ノースは殺されるのがわかっているのに逃げなかったのか?殺されることがわかっていたのか?チャーリー・ストロムは真相を探ることにします。果たして真相は?という話です。

殺し屋のチャーリー・ストロムが探偵役の異色なミステリー映画です。チャーリー・ストロームはジョニー・ノースの関係者からことの真相を徐々に引き出します。映画のほとんどは回想シーンとなります。この構成がうまい!徐々に真相がわかってくる。そして、徐々に破滅が近づく。フィルム・ノワールですからね。ハッピーエンドなはずないですよね。でも、この物語をハッピーエンドにできたんだろうか?いやあ、いろいろ言いたい!でも、ネタバレになるから言えない!!!

さて、この作品では、なかなかレアなサイレンサーをつけたリボルバーが登場します。原理的にリボルバーはサイレンサーで消音できないんですけど、これは架空の銃なのか?それとも、サイレンサー付きのリボルバーって昔はあったのか?まあ、どうでもいいや。このサイレンサー付きリボルバーがめっちゃカッコいい。特に最後のシーン!