シュークリムオ

マイ・ボディガードのシュークリムオのレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
5.0
トニー・スコット間違いなしのクオリティの、ソフト入手困難な隠れた名作。誘拐されたダコタ・ファニングのかたきを討つためにデンゼル・ワシントンが立ち上がるという、文字で書くと実にシンプルだけど、これが前フリからクライマックスまで濃ゆい濃ゆい。心を開いて通わせていく二人を前半でしっかり描き(ピアノのエピソードも水泳のエピソードもよき)、誘拐事件が発生、デンゼルも大怪我、そこからの復讐という流れが実に丁寧。観客は応援するしかないのよ。ラダ・ミッチェル演じる母親のアツい願いがまたデンゼルを燃え上がらせる。悪党の描き方もクドくなく、そして無駄に強くないのも爽快感につながって良いバランス。あとなかなの豪華キャストね。原作はA・J・クィネルの「燃える男」だ。その雰囲気に忠実で、タイトルの通りのアツい作品だよホント。Blu-rayの再販希望!!!!