のな

百万円と苦虫女ののなのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.9
ここでないどこかに移動しながら、新しい環境で他人と関わる。控えめながら芯の強さも弱さもある鈴子。誰かに影響を受けて変わった、というより受け取ったものを自分なりに考えてまた歩く、という見せ方が良い。弟との関係が作品全体をぐっと優しくしてくれる。
蒼井優の表情の変化が見事。そしてかわいい。森山未來は森山未來してる。

撮影の都合はあると思うけれどずっと夏っぽかったのが惜しい。リアリティという意味でも描写としても、季節要素は欲しかった。女の友情も見たかったとか、設定がシンプルな分色んな想像をしてしまうな〜
のな

のな