のなさんの映画レビュー・感想・評価

のな

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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.6

80-90年代のアメリカ青春映画のような雰囲気。キャラクターたちはグーニーズやスタンドバイミーに近いものを感じる。
もったいぶった科白も時代感があって良い。(決して演技が下手とかではないと思う。)設定
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Winny(2023年製作の映画)

4.4

映画なので多少脚色されている部分もあるかもしれませんが、日本の技術者軽視と警察腐敗は本当に赦せません。
一方的な横行を埋没させず、こうして作品として学ばせてもらえてありがたいなと思います。
強者ではな
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.5

フィジカルもメンタルも剥き出し。
救いのあったやすこは、多分ツいてる。
こういう映画はなんていうジャンルに入るのだろう、、

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

現代社会において、女性が置かれる立場と、その影響の可能性を表した作品。
元来優しく明るい主人公の心がじわじわと影を落とす様子が胸にくる。音や画角なども効果的。
個人的にはラストシーンがない方が、結論が
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リバウンド(2023年製作の映画)

4.0

漫画のような実話。爽やかな青春映画。

チョンジヌンさん=ギュヒョク役 がツボでした、かっこよかった〜。(32歳にはとても見えません、!)

緩急のある場面展開にクスッとしたりぐっときたり。臨場感のあ
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.4

夏帆のガサツ系女子演技に驚き。(バイアスでときおりどうしてもゆるふわ妹系に見えてしまうんだけど。)

田舎特有の風景と人情がどこか懐かしい。こじらせ過ぎともいえるキャラは多くの人が人生で一度は抱く厭世
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.8

好きな映画をひとつだけと言われたら答えることもあるくらい好きです!サントラも散々聞きました。

恋、レジスタンス、そして何よりロックミュージック。全てが青々と響き合う。
民族要素も深みを与えています。
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

喪失に埋まり、寄り添い、迷い、生きることを描いた作品。
「もういない人に会うには、自分が生きているしかないんでしょうか。」というセリフが心に留まりました。

永野芽郁が、粗野(悪い意味でなく)な女性に
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.6

蒼井優さん、キタロウさん、ピエール瀧さん、、と百万円女に登場したキャストが随所に。(ピエールさんだけ全然キャラ違う)

笑いと切なさ、挫折と挑戦、ととてもバランスの良い作品。

ある男(2022年製作の映画)

3.9

哀しく温かいヒューマンミステリー。妻夫木くんの日系3世という設定が絶妙。演技派揃いで、しっかり引き込まれました。
平野啓一郎さんが書く原作も気になりますが、瞳の描写など映像ならではの緊迫感が見所なので
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.9

ここでないどこかに移動しながら、新しい環境で他人と関わる。控えめながら芯の強さも弱さもある鈴子。誰かに影響を受けて変わった、というより受け取ったものを自分なりに考えてまた歩く、という見せ方が良い。弟と>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

モチーフもストーリーも美しい。キャラがナチュラルなのが好印象。主演のハン・ヒョジュが抜群にかわいい!
フィクショナルな設定に対する描写が繊細でとてもリアルな分、ビザパスポートに始まる身分証明他現実的諸
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市子(2023年製作の映画)

3.6

去年12月に劇場鑑賞したのですが、、
もうアマプラで観れてしまうの、!?

少しずつ明かされる市子を形作る過去。
変えられることと変えられないこと。後者の色がどんどん強くなって、痛みがあと引く作品です
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.6

内田英治監督が好きと言っていたのを聞いて、観ました。

ドキドキハラハラ。漫画みたいなキャラの強さ。ロケセットすごい!

インディジョーンズっぽい。ホームアローンっぽさもある。バックトゥザ・フューチャ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

映像に圧倒されました!
予測不能の展開。感覚的SF。結びが好み。
疲れてる時にはおすすめしません。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

テーマだけでなく、構成やセリフのシンプルさ、エンディングの音楽など含め、大人な雰囲気を持つ作品でした。
引き込まれるシーンは多かったものの、後半引っかかるポイントもあり、正直(アカデミー賞有力という帯
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いまを生きる(1989年製作の映画)

3.9

学園、男子、青春。
人と、自分と衝突しながら瞬く、苦悩と歓びが青々と眩しい。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ウェスアンダーソン作品はホテルブダペストしか観ていませんが、それに比べると難解、また子供が出ていたりテーマが宇宙だったりで可愛らしい印象でした。
計算された構図と色合わせでどこを切り取っても美しい映像
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あとがき(2024年製作の映画)

4.2

芝居。ロック。それぞれの道で成功することを夢に、下北沢の安アパートで共に過ごすことになった2人の若者の物語と、そのあとがき。

夢を追う者たちのまっすぐで切ない格好良さとノスタルジックな日々、何かを正
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

アマプラで無料になったので観ました!

訳あって南極調査隊に務めることになった料理人を中心に、隊員の約1年半の滞在生活を描いたお話。
外は-54°の極寒。娯楽がない中、大人の男性8名が大なり小なり不満
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

「彼が笑いのカイブツなのか、彼が笑いのカイブツに喰われたのか」というキャッチコピーが的を射ています。笑いにすべてを振り切った男の実話。
主人公ほどではないが生き方を広くは選べない周囲の人や、笑いの理解
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

公開時は映画館で、久しぶりの今回はアマプラで。
「なにこのB級映画、?」を覆す怒涛の伏線回収が痛快です。
映画作りって自由でいいなぁと思わされる作品。面白いです!

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

歌とダンスが素敵な1950年代ニューヨークを舞台にしたミュージカル映画です。
ストーリーは戯曲のそれですが、設定はリアリティがあります。
恥ずかしながら、原作映画もその基となっているロミオとジュリエッ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.6

旧い友人に、突然、永遠に、会えなくなることがある。
会えなくなった人、その人と過ごした時間の尊さ。
男子のノリで、熱くも軽やかに、くだらなくも愛おしく、そういうことが描かれていると受け取りました。
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.1

構成が巧みで遊び心に溢れていて、最初から最後までとっても面白かった!テンポが爽快です、4組の男女を行き来するのでちょっと忙しいくらい。特に女性の方が楽しめるのではないかと思います。

僕と彼女のファースト・ハグ(2020年製作の映画)

4.0

ウェスアンダーソンを彷彿とさせる、コミカルさ、画的楽しさが端から端まで詰まってます。ストーリーも可愛くてとっても好きでした!

夏時間(2019年製作の映画)

3.5

夏休みに祖父の家で居候を始めた家族の物語が、長女をメインに描かれる。
家族という人生で切り離せない存在の特別さや疎ましさが、陳腐な感じではなく、静かな描写によって丁寧に表現されています。背景となる燦々
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.4

変えられない過去を抱え、どう乗り越えるべきか分からない、答えはないけど生きていく。そんな人たちが、短編集に近い3部構成で場所を転じ描かれます。
全体にアート性を強く感じました。温度、音、色など、表現が
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

4.1

こたつを中心に大学生活の非生産性が詰め込まれた雑多な空間がたまらないです。
愛ある寮生がそれぞれ葛藤を抱きながらも、寮建て壊しを決め込む大学と脈々と戦い続ける姿を追った実話を元に作られた物語。
生活者
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ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

3.8

詩のボクシングって実在するんですね、作品上のよくできた創作だと思っていました、。大袈裟な設定のない小さな世界で、等身大に生きるキャラたちに私はぐっときました。適度なコミカルさと全体を包む優しさも良かっ>>続きを読む