KnightsofOdessa

男性の好きなスポーツのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

男性の好きなスポーツ(1964年製作の映画)
3.0
[男性の好きなスポーツ、それは女性!] 60点

とにかくイジーとアビーが狂っているので必然的に小道具の扱いも狂っていく映画。魚嫌いのカリスマ釣具売り師が魚釣り大会に招かれててんやわんやという話なので、ありえん量の小道具が登場する。灰皿を吹っ飛ばしておっさんのカツラをずぶ濡れにしたり(ズラのネタは後半も登場)、バイクで熊と激突して熊にバイク取られたり、下半身を重視した救命胴衣が膨らみすぎて上下逆さまになったり、肩まで固めたギプスを電動丸ノコで破壊したり、ファスナーが噛んだり噛まれたりと多彩な小道具使いを観ることが出来る。特に灰皿のシーンなんか、形状的に後ろにしか吹っ飛ばないのに前に吹っ飛んでるのとか凄すぎる。あと、雨でビショビショになって背中がドンドン透けてくる超エロい長回しが初めて観るタイプのシーンすぎて笑えた。と思いつつ、純粋に狂ってるだけなら良かったんだが、『赤ちゃん教育』に近い居心地の悪さをずっと感じていて、上記以外のシーンは基本的に生理的に無理だった。

魚を持って耐えるとこ、なんかの能力を使えるようにする試練みたいで草。
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