クェ虫丸

キャスパーのクェ虫丸のレビュー・感想・評価

キャスパー(1995年製作の映画)
3.3
一言でまとめると、総じて痛快な娯楽作

時勢を感じる物語の構成でしたね
エピソードを多く詰め込むことに執心するタイプの、偏見だけど昔の映像作品にありがちな作劇

まあそれはそれとして単発エピソードの集合体としての評価は上々
伏線もある、単発のギャグも面白い、ヴィランの女の消滅も理に適ってる、キャスパーも父親もヴィランも三馬鹿ゴーストも己の責務を果たしてる(三馬鹿ゴーストに関しては和解後にもう一声ほしかったけどもね)
ここら辺をちゃんとしてる作品を誠実な作品って呼ぶんだよ、わかるか?

ラストでキャスパー人間態の顔が映ったのはノイズだと思うけどまあしゃーないわな。これが商業、これが資本主義
俳優に俳優としての自己主張はいらねえんだよなぁ
せめて作中では徹頭徹尾キャラであれよ
クェ虫丸

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