のんchan

華氏451ののんchanのレビュー・感想・評価

華氏451(1966年製作の映画)
4.0
トリュフォー監督を楽しみながら少し追っかけます💨

これは私が苦手なSFとなっているから恐る恐る観始めたけど...なんか面白かった😁

レイ・ブラッドベリの有名なSF小説『華氏451度』が原作。
その意味は本の素材であり、紙が燃え始める温度(華氏451度≒摂氏233度)を意味している。


トリュフォー監督は読書好きらしく、書物への愛に満ちている作品になっていた。
そして、なんとトリュフォーは、「『宇宙もの』🛸の機械やロボットが出てくるものには生理的な嫌悪感をおぼえる」と公言しているんだそうで(いぇ〜い✌️私と一緒じゃん💞)その為、近未来の雰囲気はあるけれど、あくまでもヒューマンドラマとして成り立っていたからとても観やすかった☺️
よって、ガチなSF🛸ファンはダメかも知れない😅


本が法律で禁止された近未来社会。
主人公モンターグは消防士。本を隠している家へ消防車(隊員が全員突っ立って乗る赤い台車のような変な車)に乗り出向き、本を集めて放火して燃やす。
しかし、本への愛を持ち続ける人々と知り合って次第に変わっていく物語。

原作者は「TV社会への警告」を込めて描いたようですが、消防隊長の台詞には文学界への皮肉が込められているようにも思えました。

1966年の近未来なので、今より全然昔の設定なのかも知れない。
映画のために作ったモノレールや、レトロな当時の服飾・髪型・モダンな建築デザインはなかなか素敵でした✨

珍妙な感じがあり、クスッと微笑みながら観れました。私は好き💕
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