おん

牡丹燈籠のおんのネタバレレビュー・内容・結末

牡丹燈籠(1968年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

最近のコンテンツに慣れているとストーリーはそこまで怖くないが、カットや幽霊たちの体遣いは怖いね。上下に、ごくゆっくりと浮き沈みしながら近づいてくるのも、異様にブレがない彷徨い方も。突然BGMが消えるのも良い。元は落語なんだっけ?

シリアスな展開なのに笑えるシーンが入ったり、最後に主人公以外がブラックなオチを付け加えたり、というのは、最近のシャープなプロットにはあまりなく、かえって味わいがあったかも。深く刺さりはしなかったけど、オツな時間だったな。あと、男女ともに色気があるね、昔のひとたちは。
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