ルパン三世が処刑された。厳正な司法解剖の結果、本人と断定されたが、その墓を掘り起こした銭形警部は生きているルパンに遭遇する。何者かによって仕込まれたものなのか。賢者の石を巡るルパンとマモーの戦いが始まる、、、みたいな話。
劇場版ルパン三世の第1作。
不二子にくびったけのルパンに愛想を尽かすけどピンチには駆けつける次元と五ェ門
、五ェ門のセリフ、銭形と仲良く逃げるルパンなどの、定番はすでに盛り込まれてます。
奇跡や神を信じない現実主義者なルパン。
永遠の命なんていらないルパン。
夢を見ないルパン。
それでも不二子のことを「夢」と表現するルパン。
本作のルパンのキャラがとても魅力的ですね。
「カリオストロ」に出てくるある意味少し「枯れた」ルパンよりもこっちの方に魅力を感じます。
全体的にアダルトでちょっぴりハードボイルドな雰囲気も結構SF路線で攻めたストーリーもまた良し。
所々に挿入される挿入歌はやはり最高で、ルパン三世のBGMの素晴らしさは存分に堪能できます。
反面、やっぱりちょっと旧い感じはしますよね。ゲストの赤塚不二夫と梶原一騎の棒読み芝居もいただけない。
個人的にはエンディングの「ルパン音頭」も好きくないですね。
それでも、やはり「ルパン三世」はいつも我々に「カッコいい大人」を感じさせてくれる憧れなんですよね。
結局、大好きです(笑)。