フィリピンの難工事に携わった浪花男の苛烈な半生を物凄いスピード感で見せる、織田作之助原作の映画化。
ここに明治~敗戦までの帝国政治の批判を見るのは容易いけれど、寧ろ死の影に憑かれつつ、それでも走ろう…
フィリピンで道路建設をしていたベンケットのたぁさんが突然街に帰ってきて車夫になり、娘と孫娘を育てる姿をコミカルに描きます。鬱陶しいわがまま粋がり親父を観てると痛々しい気持ちになりますね。こうなるまい…
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2022/09/11
ある男の生き様を、妻・娘・孫の三代を通じて描く。自分の目にはこの男が限りなく最低なパターナリズムに見えるのだが、そこに対して物語上で示されるアンチテ…
【明治・大正・昭和を人力車で駆け抜けて】
明治39〜昭和@大阪・天王寺
もうずっと疫病神というか、やる事なす事裏目に出てしまう主人公が正直疎ましかったけど、最後の最後は不思議とお疲れ様という気持ち…
オダサク原作。川島雄三、大阪の人かと思ってたらオダサクとズッ友で、本人は青森の人らしい。なんてことない男・たあやんの一代記。なのになんでだろうな、人ひとりの人生がこんなにも愛しく思える。いろんなこと…
>>続きを読む川島雄三版「無法松の一生」みたいなお話。
フィリピン(ベンケット道路の建設)の出稼ぎから帰ってきたが男が主人公。ベンケットベンケットうるさいもんだから。通称ベンケットのターヤン。
天王寺の七軒長屋に…