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ALWAYS 三丁目の夕日のmarimoのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)
4.0
山崎貴監督の”ゴジラ -1.0”が
アカデミー賞 視覚効果賞受賞…!!

えっ?邦画だよ
そんなことあるの?
凄いぞ!!山崎監督!!

まさか日本映画が
本国の大作と並んで
まさかVFXで評価される日が来るとは…マジで凄い

そんな山崎貴監督作品の中でも
代表作であり、その後の山崎作品のベースを作ったといってもいいのが本作

誰もがご存知の作品
昭和の雰囲気シミュレーターこと
“ALWAYS 三丁目の夕日”です
後に2作続編が作られたドル箱シリーズです

この一作目ですが、
良い意味で
山﨑貴監督が三丁目の夕日の世界を描きたい気持ちよりも、
昭和の雰囲気をVFXで描きたい気持ちが勝っちゃってる作品です

冒頭の擬似ワンカットからやりたい事垂れ流しです

ジュブナイル、リターナーが
実在しないものをVFXで生み出す方向性だったのに対して
本作は
かつて実在したものをVFXで蘇らそうというアプローチ

当時めちゃくちゃワクワクしました

それまでの2作がハリウッド憧れが強い作品だったのに対して
この作品では邦画だからこそのVFXを駆使した作品という山崎貴監督の一本軸ができたような気もします

山崎貴監督のドラマパートの好き嫌いはあれど
山崎貴監督のVFXには絶対ワクワクするでしょ

それが以降の山崎貴作品に続いて
ゴジラ-1.0に辿り着くんです

もうそんな方向性を決定づけた作品なんです


内容的には日常系作品ですが
舞台が昭和で東京タワー建造中となれば話は別

昭和なセットとVFXで描かれた昭和の風景
もうそれを観てるだけで大満足

実際はリアルな昭和というよりは
昭和シミュレーターです
なんか昭和ってこんな感じだったなと懐かしながら眺めるアトラクションだったりテーマパーク的な映画です

演技演出がほんと恥ずかしくなるほど過剰ですが
まあこれに関してはそれも含めて”三丁目の夕日”らしいと好意的に受け止めましょう

リアリティなんかよりも
昭和ってこんな感じだったよなの雰囲気が楽しめれば良い

小雪が若いし
堀北真希が異常なほど可愛いしで
そういう平成の懐かしさもあります
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