東朴幕院

ゴーストバスターズの東朴幕院のレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)
3.2
劇場公開時に鑑賞して以来の再見と記憶。
本作は、ニューヨークで夜な夜な現れる幽霊を捕獲して退治する業者が巻き起こすコメディという一発ネタを映画化したのだなと改めて思ったね。
特に当時サタデーナイトライブで人気だったビル・マーレイたちを担ぎ出した所が新鮮な作品だった訳だが、彼らのコメディ俳優としての魅力に負うところが多いのも事実。
通して見ると伏線らしい伏線なくクライマックスに突入するものだからカタルシスもあったものではないね。イオンビームをクロスさせるのはBADであるという一言だけだったり、ビル・マーレイがシガニー・ウィーバーとの関係性とか踵で飛び跳ねて目の前に現れたからと言って惹かれるというのも無理があるよね。
一方でレイ・パーカーJrのテーマソングも調子良いもののヒューイ・ルイスの『New Drug』と酷似していると訴訟になったりとケチがついてしまったよね。
それでも現代においてもリメイクされたりと人気フランチャイズとして生き残っているのは一発芸的なネタが今も一定の鮮度があるからなんだろうね。
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