うめ

野獣死すべしのうめのレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1959年製作の映画)
3.8
あの有名な「野獣死すべし」ですが
知ってはいても
実は今まで
映画を見たことも
原作を読んだこともなかったんです。
そしたら
知り合いの方から頂いたDVDの中に入っているではありませんか。
早速、再生。

ん?
あれ?
モノクロ?
松田優作のってそんな昔じゃないよな…
おぉ。
オープニングのタイトルは間違いない。
かっこいいな。
ひゃ〜
仲代達矢さんだ〜。
この刑事さんの声、聞き覚えあるぞ。
と思ったら
黄門様、東野英治郎さんか!
大好きな佐藤允さんも出てる!

観終わって、キャストをチェックしたら
あのハジけたお妙は団令子さんって方なんですね。
明るさの中にかいま見える憂い。
バーのキレイなお姉さんは白川由美さんだったのか。
こちらも若い時は初。

いくらでも
派手に出来そうな話なのに
全体としてはドライな感触です。
仲代達矢さんの瞳に見える果てのない渇き。
知的で過激
そんな相反するものを内に抱える魅力と危うさ。
若い時から、本当に凄い役者さんですね。


松田優作さんはどう演じたのか?
気になります。
そのうち、観なきゃ。
うめ

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