オーウェン

明日への遺言のオーウェンのレビュー・感想・評価

明日への遺言(2007年製作の映画)
3.3
映画は第二次大戦中の岡田資が行った行為についての裁判劇を描く。

驚いたのはこの人物が高潔で、かなり人間味のある性格になっていること。
戦争ものはしばしば片方から描くため、一方的な視点になりやすい。
同情を抱かせるような作りになっていれば、作り手の心情が透けて見えるというもの。

だからといって悪い映画というわけではない。
裁判を通じて戦争の悲惨さを知らせる中身であるのは明白。
藤田まこと以外は特に印象に残らないが、しっかり映画を持たせるので別格だ。
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