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あずみのmitakosamaのレビュー・感想・評価

あずみ(2003年製作の映画)
3.0
小山ゆうのマンガを北村龍平監督により実写映画化。まぁ上戸彩ありきの映画なんだろうな。

北村龍平らしいアクションてんこ盛りで血がドバドバ。そりゃあもうバケツの水をひっくり返した様なスプラッタ描写だ。

徳川幕府初頭、再び戦乱の世が訪れないように幕府の敵となる組織要人の暗殺を目的とした忍者部隊。
その里で育ったあずみ。
すくすく育ったが任務に就く際に仲間と殺し合いをさせられる。この時の相手が想い人だった那智だ。

那智の役に小栗旬。冒頭で殺される為だけの贅沢な起用だなぁ。
一緒に育った仲間に殺し合いをさせる非常なジジイに原田芳雄。このジジイが最終的に良い奴か非常な奴かが曖昧でモヤる。(長期連載の原作ならそういう2面性があっても良いと思うが、映画の尺ではキャラ設定が定まっていないように見える)

秀吉残党の反乱を防ぐ為に、先ずは浅井長政をさぱ〜んと斬る。この役に伊武雅刀。登場して直ぐ死ぬ贅沢な起用。
次に加藤清正(竹中直人)をターゲットにするが、部下の勘兵衛(北村一輝)と共に割と有能で、最初は替え玉を殺させる。
勘兵衛は逆に刺客を放ったり野党を集めたりして、あずみらを追いつめる。
ラスボスは最上美女丸(オダジョー)だ。

オダジョーのイッちゃってるキャラクター演技が素晴らしいし、逆に上戸彩はお人形さんのような存在感だ。
演技の抑揚も無いし、チャンバラも編集でなんとかしているがヒョロヒョロでリアリティの欠片も無い。

スプラッタアクションと直ぐ死ぬゲストキャラの豪華さは見もの。そう言えば遠藤憲一も野盗として登場し直ぐ死んだな。
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