すえ

狐の呉れた赤ん坊のすえのレビュー・感想・評価

狐の呉れた赤ん坊(1945年製作の映画)
4.2
記録

人情時代劇の傑作、戦後のGHQがチャンバラを禁止している中撮られたもの。言われているように、チャップリンの『キッド』が源流の人情喜劇。

オープニングクレジットの演出ひとつとっても監督のセンスが光る。特に走るシーンでは迫力のある撮影で、スピード感が良い。
毎年送られる相撲人形を使った、シンプルな年月の表し方も良い、画面が語ってくれるから言葉で語るような無駄な説明が必要ない。

最後は、希望の光で満ち溢れるショットで終わる、きっと親子の未来は明るい。

2023,282本目 10/26 DVD
すえ

すえ