「PERFECT DAYS」を何の予備知識もなく見たのだがそれは誤りだった。
この映画を見ておけば、ヴィム・ヴェンダース監督がどれほど小津安二郎を敬愛していたかがわかる。名優、笠智衆さんへのインタビュー。そして小津映画で撮影監督を努めていた厚田雄春さん。その独特の撮影方法などが語られる。お二人共、小津監督をとても尊敬しており大変な監督だったんだなと改めて思った。
あとはヴィム・ヴェンダース監督のヲタ活である。日本へ聖地巡礼！！
いやヴィム・ヴェンダース監督も大変な巨匠ではあるのだが、1983年当時の日本を紹介してくれている。欧米化がすすみもうすでに小津映画の世界観は失われてると嘆いているのだが、2024年の現在から見ればまだまだ80年代は小津映画っぽいと思えるのだ。
そうそんな小津映画の失われた世界観を現代に再現したのが「PERFECT DAYS」だったのだ。
