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画皮 あやかしの恋のLEEのレビュー・感想・評価

画皮 あやかしの恋(2008年製作の映画)
4.1
ドニーさんの映画でまだ唯一見れていなかった一本をやっとこさ鑑賞
恋愛モノなので避けていたけど面白い一本だった



ストーリーは魔法拳と同じく聊斎志異を元にしていて、妖怪と人間の恋愛がテーマになっている
恋愛の人物相関図が結構入り組んでいてあまり説明されない過去も多いものの、ちゃんと最終的には消化し切れていたので良かったと思う
ラストもとても感動的にまとまっていて個人的にはとてもよかったと感じた(キャスティング的にムーラン見てからだと尚更!
でもやたら前半暗転を使ったり 白くフェードアウトする時にシネマスコープサイズなのになぜか上の帯の部分も白くなってたりと(下はなってない)なんだか編集面で粗が目立ったりもした
あと音楽は日本人の方が担当しているんだけども中国の古典的な雰囲気とは正直合っていないように感じた(わざとらしいBGMが凄い個人的にはゲームっぽく感じた


アクションはまぁ恋愛のオマケではあるがあって、ドニーさんがその主な担当を担っている
とはいっても英雄のようなガチンコバトルでは無くこの手のアクションにありがちなワイヤーを使ったものとなっている
ぶっちゃけあんまりドニーさんの必要性はないかなと思ってはしまった(アクションは悪くないんだけどね
画皮とこの次の孫文の義士団はトンワイがアクション監督なんだけど、ドニーさんが孫文の義士団の自分のシーンを撮り直した理由も分からなくはないかなと思ったり(全体の雰囲気を統一したいトンワイと自分のアクションのクオリティをもっと上げたいドニーさん的な感じかな?


それとこの手の作品にありがちなCGがあまり多用されておらず雰囲気が損なわれてなかったのはとても良かった
映画として面白い一本
オススメ!
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