のんchan

私のように美しい娘ののんchanのレビュー・感想・評価

私のように美しい娘(1972年製作の映画)
3.8
あまりトリュフォーらしくないような軽快ドタバタコメディ。

まさにベルナデット・ラフォン劇場でした。
トリュフォーの本格的短編デビュー作『あこがれ』のヒロインから14年後、撮影時33歳でしょうか?
スタイル抜群、豊満な胸を曝けてアバズレを演じてます。


社会学者のスタニスラス(アンドレ・デュソリエ)が女性犯罪者の動機と心理を調査するため、女囚刑務所を訪れる。
そこで、愛人を塔から突き落とした罪で服役しているカミーユ(ベルナデット・ラフォン)と面会し、生い立ちからその人生について詳細に話してもらうが、口八丁さとしたたかさはお見事で、無実の罪なんだとスタニスラスは鵜呑みにしていく。夫がありながら男関係が派手。それを逐一全て語ってもらいテープレコーダーに吹き込むのだった。
あまりにも性に奔放で、4人の男との関係をあからさまに語るカミーユ。しかしスタニスラスはカミーユの魅力にどんどんハマって行くのだった...

ラストはなんでこうなるの?状態のナンセンス喜劇でした。


正直、途中からそんなに面白いかな?と思い始めたけど、いや、ど〜でも良いんです。
大好きなトリュフォーが楽しく作ったんだろうな〜と、そこに思いを馳せるだけでワクワクしちゃうので。
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