最後が重すぎて受け止めきれなかった。
屈指の映画のひとつに入る傑作。
初とぼっちゃまの成長期でもあり、冬の思い出ともいえるのだろうか。
田舎くさかった初も、最後は運命を背負って大人びた様子で逞しく育って旅立つ。
けれどもラスト、、、
残酷すぎないか。
もうちょっと理由を問い詰めてあげても良かったんじゃないだろうか。
なんで初は健気におぼっちゃまを匿ったのだろうか。
ふたりの間にある深い絆がこんな結末をもたらすなんて。
悲しくてズーンと心が重い。
秋田の深い深い村奥は豪雪によってさらなる秘境の地へと変貌させる。
こんなところで昔の人は暮らしていたのかとややもすれば感動。
全てが目新しく、先代の時代すら彷彿とさせる。
同時にここで生きてきた初の幼少期を思う。
なまはげのシーンは、当時の秋田の田舎暮らしが垣間見えてとても面白かった。
切なく甘酸っぱい映画だった。