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折れた矢のkouのレビュー・感想・評価

折れた矢(1950年製作の映画)
4.0
ジェームズ・スチュアート主演、恐らく当時としてはかなり画期的で、西部劇についてインディアン側から描いた作品。白人達が侵略者としてしっかり描かれていて、インディアン達が誠実に、インディアン側の視点で描かれているのが面白い。

今であれば今作の描き方がとてもフェアであるのは明らかだが、当時としてはかなり新しい作品であったのではないか。先住民達の生活や信仰に寄り添う。ホワイトウォッシュがやはり気にはなるが。

銃撃戦やアクションには重きは置かず、人間ドラマを描く。ラストの余韻も苦く、深みのある作品になっている。
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