歴史が好きで、今までアイヒマンとかヒトラーの映像観てきたのですが、戦争の当事者である彼らとは立場が違う人を描いた作品も観てみたくなり、観ました。ドキュメンタリー作品なのでキャパがみてきた戦争の悲劇が淡々と流れるだけでした。しかしそれが逆に映画が訴えかけるメッセージの説得力が強くなっていったんだと思います。彼が戦時中に拠点としていたのがヨーロッパなので、写真を見るたび日本の戦争とはまた違う戦争がそこにはあったんだなと痛切に感じました。しかし戦後、日本に来たそうですよ！復興著しい頃の日本です。なので彼は戦争の悲しみと戦争から立ち直る人の姿の両方を目の当たりにしたのですね！！
恋人のゲルダ・タローが亡くなるところは胸が苦しくなる思いでした。もちろん、キャパが亡くなるラストも。第二次世界大戦は日本だけでなくたくさんの国が参戦して、様々な事情や情勢が背景にあって、日本では報道されない事実も多くあるんだなと思いました。
