mh

ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実のmhのレビュー・感想・評価

5.0
ドキュメンタリー映画史上、いちにを争う傑作で、後年マイケルムーアが絶賛して再注目と、キャッチコピーにことかかない。
その年のアカデミー賞(最優秀長編ドキュメンタリー賞)まで受賞している。
いやがおうにも期待は高まるけど、セルは廃盤、中古は高騰。
TSUTAYAの大型店舗にも置いてなくって困っていたら、DMMのDVDレンタルでみつけて早速借りた。
期待通り、まんまとめちゃくちゃ面白かったわけだけど、その要因はこのあたりかと分析する。
•ベトナム戦争がまだ終わってない段階で制作している。
•膨大な取材量で目があきない。
•ショッキングかつ有名なシーン(一部グロ)の宝庫。
観客と一緒になって、ベトナム戦争について考えを深めていくという、ツアー形式のうまい構成。
その分析も納得のいくものだった。「ドミノ理論」など、当時、ベトナム戦争を美化正当化するための言葉も聞かれた。
売春婦と戯れる米兵たちがいたかと思えば、「七月四日に生まれて」もかくやといった傷痍軍人たちいる。
政治家たちへのインタビューもあったり、ナパームで家と家族を焼かれたベトナム人も登場する。
なんでこんな面白くて、意義のある映画が、視聴困難になったままなんだろうな。
安けりゃ買うんだけどなぁ。
見られる機会あったらぜひとも!
mh

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