ヤマト

スコアのヤマトのネタバレレビュー・内容・結末

スコア(2001年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 最後にして最高スコア 】
 飛び散る汗と火花。ドキドキスリル満点、面白さ最高“スコア”。ただ本作におけるスコアとは、ヤマを指す。まぁ言うなれば仕事のことだ。
 一流の泥棒ニック(ロバート・デ・ニーロ)は最後にして最高のスコアに挑んだ。しかしというかやはりというか、こういう時に限って想定外の連発なのだ。勝負するタイミングというものがよく分かる。スリリングにそれらを躱していく姿が最大の見どころになるのだが。ニックの思考にはたびたび痺れさせられた。一流なので才能の存在は認めつつ、それ以上に重要なのは“選択すること”であるという。それは、確実に勝てる勝負に挑むということだ。さすがは一流の勝負師であると唸らされた。大胆でそれ以上に慎重で、何重にも張りめぐられる予防線。そして最後に勝つ。本当にカッコよかった。
 エドワード・ノートンに触れないわけにはいかない。彼もまた最高にカッコよかったからだ。中でもサングラス姿はセクシーであった。変わり者の青年ブライアンを演じるあの演技には舌を巻く。最後の裏切りにも盛大に驚かされた。たまらない。
 マーロン・ブランドの出演には無条件で喜びが込み上げてきた。これは、オープニングのクレジットを見たときのことを指している。色々な意味で本作は、“ハイスコア”だ。
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