TARが面白かったので、監督が気になってこの『リトルチルドレン』観ました。
TARほどの完璧感は無いにしろ、良い意味で隙がある映画で、睡眠導入剤的に観て寝落ちしようと思って観てましたが、最初から最後まで本当に面白くて結局寝れませんでした。
大人も結局『子ども』という事がテーマで興味深かったです。本当の『子ども』達が『欲求のたまった子どものような大人』達に育てられてブルースの連鎖を引き起こしてる社会だなぁと日頃思ってた事だったので、ドンピシャに興味ある題材でした。そしてそんな私も結局『子ども』なんだと笑いながら笑えないような突き付けられる優秀なコメディでした。考えさせられます。
最後の帰結は本当に良い終わりかただと思いました。人間を描いてる映画的な映画だと思いました。政治的な評価無しにだったらTARより好きな映画かも知れません。
ミュージシャンでいう、名盤の前のアルバムっていう感じの、あの良い感じ感は愛おしいです。
