らもちー

TIME/タイムのらもちーのネタバレレビュー・内容・結末

TIME/タイム(2011年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

思ったより面白くなかった。寿命が通貨となった世界で人は25歳で時が止まったまま永遠の命を手に入れた…という世界観や設定は大胆でワクワクしたんだけど、ストーリーが思ったより普通のアクション映画という感じがした。キャラクターもそれぞれストーリーのための役割を持ってるだけという感じであんまり中身が見えなくて良いキャラがいなかったように思う。切なくて面白い設定をストーリーやキャラに活かしきれてないように思った。


スラムに住むウィルは母と2人暮らし。いつも1日だけの寿命でギリギリ毎日を繋いでいた。ある日バーで富裕層の男が時計(寿命)を自慢している場面に出会う。スラムでは1ヶ月の寿命でさえギャングの標的にされるのにその男は100年以上の時間を持っていた。


ウィルは男に忠告するが男は聞かず案の定ギャングの標的に。ウィルは男の逃走を手助けしたが男は無限に続く人生に辟易していた。男はウィルが眠ってる隙に自分の時間の全てをウィルに譲り自ら死亡。突然100年以上の時間を手に入れたウィルは、戸惑いながらも母を連れて富裕層の住む街に移住しようと思った。しかし母は不運が重なり時間切れで死亡。悲しみの中、ウィルは男が言っていた時間を一部の層が独占しているというシステムを破壊しに(?)富裕層の街へ行く。しかし警察みたいなポジションのタイムキーパーに追われ、ウィルは富裕層の街で出会った女を人質に取り逃走。ギャングにも追われる。女は無限に続く命を大事に守るだけの退屈な毎日に飽き飽きしていた。なので次第にウィルとのスリリングな逃亡生活に生きがいを感じウィルともいい仲になり始める。ウィルは女の父が100万年の時間を隠し持ってることを知りそれを奪ってスラムの人々に還元、平等を目指す。


色々あってタイムキーパーもギャングも死ぬ。世界は少しだけ平等に近づいた。ウィルと女はさらなるデカい獲物(時間の銀行)に向かって2人で歩き始める。
らもちー

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