片腕マシンボーイ

われに撃つ用意あり READY TO SHOOTの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

3.1
「復讐鬼」にワッショイ!したマシンボーイ、次の若松作品はもう少し最近のん(つっても歌舞伎町の映画館の看板が「ローズ家の戦争」)選んだんやが…
うん、つまらなくはなかったけど、この時代のこの雰囲気、苦手なヤツやったわぁ…

きょうで閉店する歌舞伎町のバー、マスターが閉店パーティーの準備をしていると外国人の女が転がり込んできたぞ!なにやら警察にもヤクザにも追われてるっぽくて大変なんやが!って話

そうな、マシンボーイってば平和に揉まれて生きてきた世代やからな、全共闘とかよくわからへんし、平和で小綺麗な歌舞伎町しか知らないもんやから、ヤクザが駆け回る歌舞伎町とか、うわぁ「代紋TAKE2」や〜ん、なりながら観ていたよなぁ、懐かしい
ってか、昨日レビューした「Girs of Cinema」の歌舞伎町と比較すると全然違う世界で面白かったなぁ
あ、唯一、ボブ・ディランはいつの時代でも名曲なんは共感できたわ

ってかハードボイルドな作品かと思って観たんやが、意外とポップでちょいちょい覗く悪ふざけな
アル中の石橋蓮司とか、バーの隅でイチャつくカップルとか、悪ふざけよな?
石橋蓮司って言えばさ、マシンボーイってばちょいちょい名前が出てこなくなってさ、何故かいつも「う〜ん、なんやっけ?桃地再不斬やなくって…もも?いや、もも関係あらへん」ってなるんなんやろな?みんなはならん?石橋蓮司と桃地再不斬を混同せん?
…うん、せんよな、マシンボーイも、意味わからんもの、でも石橋蓮司の顔みるとだいたい先に桃地再不斬でてくるんよなぁ!
ちなみに本作のもも…やない、石橋蓮司は、お?常に酔いどれの割に実はめちゃ喧嘩強いんちゃう?思ったら…全然そんなこと無かった、桃地再不斬騙るん100年早いわ!思った

まぁ桃地再不斬はもうええわな、なんでマシンボーイがあんまりハマんなかったか言ったら…やっぱり拳銃かなぁ、マシンボーイガンアクションって好きやないんよ、特に日本舞台で派手に銃撃戦されると、うわ〜ファンタジーやったんかぁ…ってなってしまうんよなぁ
例えば「片腕マシンガール」とかならまぢでファンタジーやし、むしろ銃撃戦なんて箸休めみたいなもんやから問題ないんやけどな、本作みたいな作品では…拳銃やなくて金属バットとか鉄パイプが良かったかなぁ

あ、ちなみにマシンボーイは原田芳雄より、桃地再不斬より、蟹江敬三が好きやったわぁ、原田芳雄演じる元全共闘の闘士である主人公と、ヒロインの外人女を追う刑事の蟹江敬三がラストで繋がる展開は好きやったわ

さ、マシンボーイは圧倒的に「復讐鬼」が好きやったから、やっぱり日本暴行暗黒史シリーズから観よかなぁ!