先生

戦火の勇気の先生のネタバレレビュー・内容・結末

戦火の勇気(1996年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

羅生門形式と聞いていたので、どうかなと思ったが、ちゃんと一つの真実にたどりついて良かった。

主人公の境遇が良い。親友を死なせて罪悪感マックスで家にもろくに帰れなくなるのが、最後に帰宅するのが良い。しっかりしてくれとも思うが。アル中具合はわからない。肌の色のせいで顔色の悪さとかよくわからなかった。バーにいるところとか、酔っぱらってるところもあったけど、え?アル中?っていう感触。なんでだろ。

マット・デイモン良かった。逃げた後の彼は麻薬中毒にもなっていたのか、痩せていたけど。ちょっと怖い。

鉄道に突っ込んで自殺した彼は可哀想だな。罪が明らかになるくらいなら死を選ぶのは勝手すぎる。クズだね。クズらしい最期。

主人公の友軍撃っちゃったのは、最後に真実が明らかになるの面白い。冒頭だけだと、明らかに主人公の判断ミスだったのに、ライト付いてなかったから撃っちゃったということで、しょうがないよ。というかそこまで不祥事じゃなくない?とも思う。

自殺した兵士も、上官であっても女で軽んじて、命の危機に怯えて、偶発的に撃っちゃったわけで、相手を侮るのは良くないが誤射としては仕方ないのに、主人公と違って明らかにしようとはしなかった。

真実を明らかにしたい主人公と隠したい彼ら、という対比で面白かった。
隠蔽も、仲間のためひいては自分のためという感じで、無くならないわけだよって感じ。

面白かった。
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