マチルダ

わたしを離さないでのマチルダのレビュー・感想・評価

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
2.8
2018/10/09
地上波深夜放送(字幕版)で観賞。

『臓器移植』の為に生まれた"コピー"たち。
外の世界からの情報は、ある程度大人になるまでは完全寮生活の為遮断される。
外に出たら、"オリジナル"への"提供"が始まる。
1回で"終了"する人もいれば、3回以上提供しても健康の場合、看護師も付かず放置されたまま、また"提供"する人もいる。

"提供"・"終了"という言葉が、彼ら"コピー"の命の軽さを感じさせられる。

誰も幸せになれない。

『私の命は、何のためにあるのだろう
人は誰でも、いつかは"終了"する』

終始淡々と話が進む為、終わった後余計考えさせられた。
同時に、虚無感に襲われた。

ちょっと意地悪なキーラナイトレイ。
"提供"が始まってどんどん痩せ細っていく姿が痛々しかった。

医療技術の発展って、幸せだけじゃないと思った。
マチルダ

マチルダ