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渇望のkazunのレビュー・感想・評価

渇望(1949年製作の映画)
3.1
イタリア旅行からストックホルムに帰る列車内で1組の夫婦が険悪な雰囲気である。妻は妻帯者と知らずに不倫をして中絶を強いられた挙げ句に棄てられた過去が心の傷になっていた。

分かりづらいなーと思ったらベルイマンの作品でした。

印象的なシーン
・ラウルーは押し掛けて来た妻とルート
を前にしても悪びれない
・ラウルーが子供の数を指を折って数え
るが、最後の指を元に戻す
・上りと下りの列車の窓で再会
・ヴィオラ(夫の元浮気相手?)は旧友と
再会するが…?
・列車内のドアがガタついている場面

スウェーデンの夏至祭というとミッドサマーを思い出しますが、本来は楽しいお祭りでしょう。そこに向かって帰っていく過程、ずっとイライラさせられました。

男もヴィオラと何かあったとは思うけど、ルートの情緒不安定が甚だしいので同情してしまいますね。何かと世話してなだめすかしても、すぐに神経に触ることばかり言うので疲れました。
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