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椿山課長の七日間のodyssのレビュー・感想・評価

椿山課長の七日間(2006年製作の映画)
2.7
【女は得だよ】

浅田次郎原作の映画化。河野圭太監督作品。 

デパートに勤務する中年男・椿山課長(西田敏行)は急死してしまう。しかし生前にし残した仕事が気にかかっていた彼は、天国へ行く前段階のところで願い出て、3日間だけ地上に戻してもらう。ただし似てもにつかない美女 (伊東美咲) の姿で。地上に戻った彼を待っていたのは、意外な事実だった・・・。 

筋書きは結構よく考えられているし、副人物もそれなりに活躍して映画を面白くしている。だから悪い作品ではないのだが、どうも主人公のおかれた立場があまりにも・・・なのだ。

ネタバレになるので詳しく書けないけれど、最後のメデタシメデタシがとってつけたようで納得できなかった、と言っておこう。

別の言い方をすると、これは「女は得だよ」という話なのである。
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