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泥の河の探偵のネタバレレビュー・内容・結末

泥の河(1981年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

▼流れのようなもの
・河に石を投げる
・セットアップ
・耳が爛れた荷車の男が轢かれて死ぬ
・橋の上で喜一と出会う
・船へ。黒砂糖で帰るよう言われる。会うことに積極的でない母親
・軍歌を歌う喜一。手品。姉に服を着せる貞子。服を受け取らない姉


▼メモ
・生と死が交錯する河。喜一の父は水難事故で命を落とした?
・呼びかけても流れを止めない河
・荷車の男の耳からの別れ。まぐわいを見られた母親からの別れ。見るなのタブー
・高度経済成長期。変わらぬ貧しさの喜一。
・靴の穴。ポケットの穴。零れ落ちるもの
・火をつけられて死ぬ蟹。死と接してきた信雄は、父を失った喜一が蟹を殺している姿に耐えられなかったのだろうか
・蟹のシーンから涙を浮かべながら帰る信雄。別れの予感
・頭との距離を離した少し緊張感のあるカメラ。
・基本はミディアムショット
・河、船の水、ラムネ、酒、風呂
・唐突に繰り返される死、死の予感。荷車の男、河に落ちた男、父の前妻、喜一の父、祭りを前に消えた父、蟹
・占い。どうにもならないもの。信雄がどうしたくても死も別れも避けられない
・成熟している信雄。荷車の男の残した荷物を持ち去ろうとすることに怒れる正義感、級友に仲間はずれにされる喜一を守る
・どこかぎこちない母と信雄の関係
・喜一の母と話す際に微妙に視線を外す感じが良い
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