戦後、日本の貧しくも
逞しい庶民達の暮らしぶりが
リアルに描かれていて
胸が熱くなった。
貧しい世界の中にも格差があり
時代に取り残された人々がいる。
信雄小学三年の夏☀️の出来事、
出会いと別…
大阪の水上船で生活する貧困家庭の子どもと、その近所に住む一般家庭の子どもの交流を描いた作品。
『もはや戦後では無い』という言葉が新聞で取り沙汰されたりしている戦後10年目の日本で、
住む家もなく船…
子どもの視点でストーリーを展開するジュブナイルもの。水都大阪としての文化や戦後10年の街並み、今も色濃い遊郭文化(ここでは廓舟)など垣間見れて史料価値が非常に高い。
まだ幼い弟と、大人びた銀子ちゃん…
81年公開のモノクロ映画。
戦後情緒溢れる大阪が舞台でどこかATGテイストな映画だった。
宿船で暮らす家族と少年の交流…
昭和って今より人間が精神的に豊かだったかもね。
現代人は無駄な情報まで浴…
「佳作」
コントラスト強目のモノクロ画と効果的なSE、アフレコっぽい音声もジワジワ効いてきます。「ひと夏」という時間と「川」という世界の刹那感。心情演出もとてもよくてキャストも名演。久しぶりに観終…
このレビューはネタバレを含みます
原作は、太宰治賞を受賞した宮本輝のデビュー作。
戦争の傷跡を残す大阪で、河のほとりに住む少年と郭船(くるわぶね)に暮らす姉弟との短い交友を描いた物語。戦後、いよいよ高度経済成長が始まろうとしている…
このレビューはネタバレを含みます
小学生くらいの子供の視点から撮られた作品が大好きで大体高評価なのだけれど、これは本当に傑作。
ぼけーっとした小学3年生の信雄は町の人間をよく観察している。おじさんのギョッとする耳、車に轢かれたおじさ…
木村プロダクション