トンマッコルへようこそのShimogaiのレビュー・感想・評価

戦争どころか武器の存在さえ知らない人たちが暮らす平和な村、トンマッコル。そこに迷い込んでしまった米国、韓国、北朝鮮の兵士たちが村人たちと触れ合いながら人間らしさを取り戻していく姿を描くことで、戦争の愚かさや争うことの無意味さを訴えかけてくる。

ケンカや争いごとは何も生み出さない。人は協力しあうことで生きていけるし、そこに人としての存在価値がある。

音楽が久石譲さんということでファンタジーっぽい雰囲気が漂うなか、やや過剰な演出はあるが戦争モノとしてシリアスになり過ぎず観やすい作品だった。